「最近トイレが近い」「排尿痛がある」「血尿が出た」等、「もしかしてこの症状、膀胱炎では?」と疑ったことがある方は意外と多いのではないでしょうか。

 

日常生活の中で割りと耳にする膀胱炎ですが、痛みや頻尿等、症状はつらいことも多く、もしかかってしまった場合一刻も早く解決したいことと思います。
では膀胱炎とはどんな病気なのでしょうか。
膀胱炎には「急性膀胱炎」「慢性膀胱炎」等いくつか種類がありますが、ここでは一般的に起こりやすい急性膀胱炎について、どんな症状・治療法があるのか見ていきましょう。

toiretto

急性膀胱炎ではどんな症状が起こる?

 

膀胱炎の三大症状と言われている症状には以下があります。

・頻尿
健康な方の平均的な1日のトイレの回数は4~7回程度と言われています。
昼間、夜間あわせて1日10回以上トイレに行くという方は、頻尿の症状に当てはまります。

・排尿痛
膀胱炎で一番つらいのはこの症状ではないでしょうか。
ここでいう排尿痛とは、尿道口に焼け付くような痛みの他、排尿時の下腹部の痛みのことをいいます。

・混濁尿
頻尿や痛みに比べ見逃しがちですが、尿が白く濁っている場合も膀胱炎の可能性があります。

膀胱炎の疑いがある場合、これらの三大症状の他にも以下の様な症状がないかどうかチェックしてみましょう。

・血尿
・残尿感
・尿臭が強い
・微熱

症状があるのに放っておいた場合、悪化して更に新しい症状が出てくることもあります。
我慢せずに病院で受診しましょう。

 

そんな急性膀胱炎の原因は?

膀胱炎の直接的な原因は、大腸菌やブドウ状球菌等の細菌が尿道から膀胱に入り、膀胱が炎症を起こすためと言われています。

ではなぜ細菌が膀胱に入ってしまうのでしょうか。
「膀胱炎は女性に多い病気」、という話を聞いたことがあるかもしれません。
その理由として、尿道口が肛門と近いためや、女性の尿道は4センチ程と男性に比べ短いため、尿道に入った細菌が膀胱まで入り込みやすいということがあげられます。
また、不衛生な性行為を行った場合も膀胱炎の原因となりますので注意しましょう。

健康なときであれば、多少尿道に細菌が入ってしまっても、排尿で洗い流されたり、免疫機能が働いて膀胱炎を防げる場合があります。
ただし、以下の様な場合、細菌を増やしてしまう原因となりますので注意が必要です。

・過度なダイエット
・ストレス
・疲れ
・冷え性
・トイレの我慢

こういった場合、免疫機能が下がってしまったり、細菌が増えるのにちょうどいい環境をつくりだしてしまうため膀胱炎となる可能性が高くなります。

 

病院へ、といっても何科を受診すれば?

普段からお世話になっているかかりつけ医がいる場合、かかりつけ医で診てもらってもいいですが、
通える範囲に泌尿器科がある場合、泌尿器科で診てもらうのが一番いいでしょう。
その他内科、婦人科でも診てもらうことが可能です。

どんな検査を行うのでしょうか?

いざ病院へ。といってもどんな検査をされるのか不安に思う方もいるかもしれません。
病院ではどんな検査を行うのでしょうか。

実は膀胱炎は簡単な検査で見つけることが可能です。

・尿検査
・細菌培養検査

場合によっては、腎臓、膀胱に異常がないか確認するため、超音波検査(エコー)を実施する可能性もあります。
いずれにしても、「痛い」「恥ずかしい」という思いをする検査ではないと思いますので、安心して検査を受けることができますね。

 

簡単に治る病気?その治療方法は?

syohousen

膀胱炎の治療の殆どは薬物療法で、抗生物質・抗菌剤の服用が主となります。
早いものでは、服用を始めて1日~2日程度で効果が現れ始めますが、この時自己判断で服用をやめてしまわないことが重要です。
細菌は一度減っても、服用をやめてしまうことでまた増殖する原因となります。

 

これだけ見ると一見簡単に治りそうな膀胱炎ですが、抗菌剤の効果がすぐに出ないという場合もあります。
それは、原因となった細菌によっては最初に処方された抗菌剤があわず、効果が現れづらいため、別の抗菌剤に変える、ということもあるためです。
抗菌剤の変更があった場合でも、服用から2週間程度で治ることが多いようです。

治療中の注意事項としては、アルコールを呑んだり、性行為を行うことは避けましょう。

 

また、膀胱炎は繰り返し易い病気だと言われています。
病院での治療の他に、生活習慣の見直しをすることで、つらい思いを繰り返ししないで済むよう心がけましょう。

 

急性膀胱炎にかかりにくい生活習慣とは?

膀胱炎の原因を見てお分かりいただけたとおり、誰でも膀胱炎になりやすい状態、なりにくい状態になることがあります。
以下の生活習慣を心がけることで、膀胱炎になりにくい状態をつくることが可能です。

 ・水分を多めに摂る
 ・トイレを我慢しない
 ・体を冷やさない(特に下半身を温める)
 ・陰部を清潔に保つ
 ・ウォシュレット、ビデを使い過ぎない
 ・不衛生な性行為は避ける
 ・性行為後は早めに排尿する
 ・ストレスを溜めこまない

これらは難しくないことばかりですので、普段の生活に取り入れてみましょう。
忙しい現代では、なかなか仕事を休むことが難しく、疲れを溜めてしまったり、ストレス解消する暇がなかったりと
体の抵抗力が下がることも多いかもしれません。
生活習慣に気をつけていても、どうしても膀胱炎にかかってしまう場合もあるでしょう。
そんな時は通院する時間を作り、なるべく早く病院で診てもらい、快適な生活を取り戻しましょう。